AIでイラストを作ってみたら、なんとなく可愛くない。目つきが鋭い。手の指が多い。全体の雰囲気が思っていたのと違う。
言葉では説明しにくいけれど、確かに違う。そんな時、どこを直せばいいのか分からなくて手が止まります。
つい「もっと可愛く」と書き足してしまいますが、これはあまり効きません。可愛いの中身が人によって違うので、伝わらないのです。
この記事では、直す場所を三か所にしぼりました。順番も決めてあります。上から順に試すと、二回か三回で近づきます。
🖌️ 可愛くならないのは、言葉が足りないからです

まず原因からお話しします。ここを知ると、直す場所が分かります。
AIは、言葉から絵を作っています。言葉に入っていないものは、AIが勝手に決めます。
「可愛い女の子」とだけ書くと、髪の色も、目の大きさも、服も、背景も、全部お任せになります。お任せの部分が多いほど、思っていたものから離れます。
つまり、可愛くならないのではなく、こちらが決めていないだけです。腕が悪いわけではありません。
料理を頼む時に「おいしいもの」とだけ言うのと似ています。何か来ますが、食べたかったものとは限りません。
指示文の基本の形は、こちらにまとめてあります。
👀 直す順番は顔、光、余白です

直す場所は三つです。順番があります。逆にすると、手戻りが増えます。
一つ目は顔です。可愛くないと感じる原因の多くは、目の形と口元にあります。「目は大きめで丸く、口は小さく閉じて」と書くだけで、印象が変わります。
二つ目は光です。同じ顔でも、光の当たり方で怖く見えます。下から光が当たると、影が濃くなります。「柔らかい自然光、正面から」と書くと、明るい印象になります。
三つ目は余白です。人物が画面いっぱいに写っていると、圧が出ます。「上半身、背景は白、余白を広く」と書くと、落ち着きます。
この三つを一度に変えないでください。一回に一つだけ変えます。全部変えると、何が効いたのか分からなくなります。
📊 直し方 四つの比べ方
やり方はいくつかあります。効き方が違うので、表にします。
| やり方 | 向いている場面 | 手間 | 合わない条件 |
|---|---|---|---|
| 顔の言葉を足す | 目つきが怖い時 | 十秒 | 雰囲気が違う時は効きません |
| 光の言葉を足す | 影が濃くて暗い時 | 十秒 | 顔の作りは変わりません |
| 好きな絵を言葉にする | 理想がある時 | 三分 | 作家名を真似るのは不可 |
| 何も変えず作り直す | たまたま崩れた時 | 五秒 | 二回同じなら指示が原因 |
三つ目に注意があります。憧れの絵に近づけたい時、作家名や作品名を書いて似せる使い方は避けます。他の人が作ったものを真似る形になるためです。
かわりに、その絵の特徴を自分の言葉に置き換えます。「線が細い」「色が淡い」「影が少ない」。この形なら問題ありません。
著作権まわりが気になる方は、こちらに整理があります。
⚠️ つまずくのは「手を直そうとした時」
いちばん多い失敗をお伝えします。指の数がおかしいので、そこを直そうとする形です。
「指は五本で」と書いても、直らないことが多いです。AIは指を数えて描いているわけではないからです。手のような形を並べています。
十回書き直して、十回とも指が変、ということが起きます。ここで時間を使うと、枠だけ減ります。
避け方は二つあります。ひとつは、手を隠すことです。「腕を後ろに、上半身のみ」と書くと、そもそも手が入りません。
もうひとつは、手に物を持たせることです。カップ、本、花。何か持っていると、形がまとまりやすくなります。
指の本数にこだわらない場面なら、この二つで十分だと思います。
作り直しで枠を使い切ってしまう方は、こちらもあわせてどうぞ。
🔍 直しても変わらない時の見分け方
三か所直しても、まったく変わらないことがあります。この時は、別の原因を疑います。
まず、短い指示で一枚作ってみます。「白い猫の絵」など、簡単な言葉で試します。
これが普通に作れたら、指示文の書き方に原因があります。長く書きすぎて、大事な言葉が埋もれている場合が多いです。
指示が三百字を超えていたら、いったん半分に減らします。減らすのは、雰囲気を表す言葉からです。「幻想的で、繊細で、美しい」といった言葉は、絵に反映されにくいです。
短い指示でも作れなかった時は、指示文ではなく別の原因です。切り分けの手順は、こちらにあります。
💻 気に入った一枚が出た後にやること
三か所直して、やっと納得の一枚が出たとします。ここで、二つやっておくことがあります。
ひとつは、その時の指示文を控えることです。同じ雰囲気でもう一枚作りたくなった時、指示文が残っていれば十秒で作れます。残っていないと、また一から探すことになります。
もうひとつは、画像をその場で手元に落とすことです。会話を消すと、絵も見られなくなります。
同じ雰囲気を続けて作る手順は、こちらにまとめました。
🎨 せっかくの一枚が、ブログで小さく見える時
苦労して作った絵をブログに載せたのに、思ったより小さく表示された。上下が切れて、顔が入りきらない。そういうことが起きます。
原因は、絵ではなく載せる側の作りです。画像の表示の仕方は、使っているテーマによって決まっています。横幅いっぱいに出るものもあれば、四角く切り取られるものもあります。
イラストを毎回入れるなら、ここは最初に決めておく方が楽です。後から変えると、それまでの記事の見え方が全部変わってしまいます。
OPENCAGEのテーマは、画像を大きく見せる作りになっています。吹き出しや手順の枠も用意されているので、絵と文章を並べて見せる記事が作りやすいです。
テーマの選び分けは、こちらで条件別に整理しています。
🙅 こんな人には向きません
この記事のやり方が合わない方もいます。先にお伝えします。
一発で理想の絵を出したい方には向きません。ここで書いたのは、二回か三回かけて近づける手順です。
手や指を正確に描かせたい方にも、この記事だけでは足りません。今のところ、隠すか物を持たせるかが現実的な対応になっています。
また、特定の作家の絵柄をそのまま再現したい方にも向きません。その使い方はおすすめしていません。
✅ 今日からできる三つ
最後に、すぐ試せる形にまとめます。
一つ目は、目と口の形を言葉にすることです。「目は大きめで丸く、口は小さく」で足ります。
二つ目は、光の言葉を一つ足すことです。「柔らかい自然光、正面から」。これだけで印象が変わります。
三つ目は、手が気になる時は隠すことです。「腕を後ろに、上半身のみ」と書きます。
可愛くならないのは、あなたの指示が下手だからではありません。決めていない場所が多いだけです。一か所ずつ決めていけば、近づきます。


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