この記事を読むと、自分の書いたものをAIに学習させない設定の場所と、その設定でどこまで止まるのかが分かります。
配信をしていない人にも関係のある話なので、他人事だと思わずに読んでみてください。
📌 今週いちばん騒がれている件
Twitchは8月13日、チャンネルのコンテンツをAmazonの生成AIの学習に使わせないための設定を追加しました。
問題になったのは、この設定が初期状態では許可する側に倒れていたことです。
つまり何もしなければ学習に使われる状態で、嫌な人が自分で解除しに行く形になっています。人は初期設定を変えないという性質があるので、この置き方は結果に大きく効きます。
🙋 配信していない人にも関係があります
対象には配信の映像だけでなく、クリップやチャンネル上の文章、そしてチャットも含まれます。
ここが見落としやすい部分です。他の人のチャンネルに書き込んだチャットについては、書いた本人の設定ではなく、書き込んだ先のチャンネル側の設定に従うと説明されています。
自分が拒否していても、相手が許可していれば使われる。この構造は他のサービスでも起こり得るので、覚えておく価値があります。
⚠️ オフにしても全部は止まりません
もうひとつ大事なのがここです。この設定をオフにしても、Twitch上のすべてのAI利用を拒否できるわけではありません。
不適切な書き込みを保留するAutoModのような安全のための機能では、引き続きデータが使われる場合があるとされています。
「オプトアウトした=AIと無縁になった」ではないということです。止まるのは新しいモデルを作るための学習の部分だけだと理解してください。
🤖 ChatGPTにも同じ設定があります
自分が毎日使っているAIにも同じ考え方の設定があります。ChatGPTなら、設定を開いてデータコントロールに進み、すべての人のためにモデルを改善するというスイッチをオフにします。
ここで多くの人が混同するのが、履歴を消すことと学習を止めることは別だという点です。会話を削除しても学習の設定は変わりませんし、逆に学習をオフにしても履歴は残ります。
公式の説明でも、オフにした会話はチャット履歴には表示され続けるが改善には使われない、とされています。
🔍 どこまで止まるのかを整理します
| 設定の効果 | 実際にどうなるか | 合わない条件 |
|---|---|---|
| これから入力する分 | 学習に使われなくなる | 設定した瞬間からなので過去分は対象外 |
| 過去に入力した分 | さかのぼって取り消されない | 昔の機密情報を消したい人には不十分 |
| 安全のためのAI機能 | 引き続き動く | AIに一切触れたくない人には合わない |
| 履歴の表示 | そのまま残る | 履歴も消したい人は別の操作が必要 |
| 他人の場所に書いた文章 | 相手側の設定に従う | 自分の設定だけで守り切りたい人には無理 |
表のとおり、この設定は「これから先の分だけ」に効きます。過去の入力が心配な人は、該当する会話を個別に削除するという別の作業が必要です。
💡 過度に怖がる必要もありません
そもそもAIがどうやって学ぶのかを知っておくと、判断が落ち着きます。仕組みは生成AIとは|仕組みをやさしく図解でまとめました。
学習に使われるといっても、あなたの文章がそのまま誰かの画面に出てくるという意味ではありません。ただし、入れてはいけないものを入れないという原則は変わりません。
名前、住所、電話番号、会社の未公開情報。これらは設定の有無にかかわらず、最初から入れない。これが一番確実な守り方です。
📱 スマホでも同じ場所にあります
パソコンとスマホで設定は連動します。片方でオフにすれば、もう片方にも反映されるので二度手間にはなりません。
アプリの操作に慣れていない人はスマホだけで使う生成AI 音声入力で始める手順を先に見ておくと迷いません。
なお表示の文言はサービス側の都合でよく変わります。見つからないときは公式のヘルプを開くのが結局いちばん早いです。
📝 作ったものを公開する人はもう一歩先へ
自分がAIで作った画像や文章を公開する場合は、学習の設定とは別に権利の問題が出てきます。判断の目安はAI生成物の著作権|そのまま載せて大丈夫?に整理しました。
有料プランと無料プランでデータの扱いが違うサービスもあります。どこまで気にするかで選ぶプランも変わるので、生成AIおすすめ2026夏|無料と有料の選び方もあわせてどうぞ。
会話を消したい人は、容量や履歴の考え方をまとめたChatGPT画像ストレージの罠|「Plus」不要の話が参考になります。
🙅 こんな人には向きません
仕事で扱う情報の管理を、この設定だけで済ませようとしている人には向きません。会社としての判断が必要な領域なので、個人の設定変更で完結させないでください。
すでに入力してしまった内容を取り消したい人にも、この記事では答えを出せません。設定は先の分にしか効かないためです。
AIに一切関わりたくない人にも向きません。安全確認のような仕組みは、オフにしても動き続けます。
✅ まとめ
Twitchの件で分かったのは、初期設定は許可側に置かれることが多いということです。
自分が使っているサービスの設定を一度開いて、学習に関する項目を確認してください。
オフにできるのはこれから先の分だけで、過去の入力はさかのぼりません。
結局のところ、入れてはいけないものを入れないという習慣が最強の設定です。



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